古いからの Mingw / Msys のアップデート

以前やりかけた Verilator のインストールをきっちりやりなおす準備。 Mingw 自体は2年に1回ぐらい取り替えているので問題ないのだが、 msys 自体はアップデートした記憶が無くファイルの日付をみたら 2004 年になっていた。

一応 mingw の古いやつも部分的に残してあって、 1999 年の gcc 2.95 の頃の mingw もでてきた。さすがに使ってない。

最初のダウンロード

http://sourceforge.net/projects/mingw/files/Installer/mingw-get-inst/

  • ここから最新版を落として実行する。
  • インストールパスを聞かれるので既存の物とは違うパス(installed/path)にした
  • Mingw と Msys もいれておく。
    • MinGW Complier Suite - C Compiler, C++ Compiler
    • MSYS Basic System
    • MinGW Developer ToolKit (gdb とか flex が入ってるようだ)

Mingw はいいとして Msys のディレクトリが Mingw の下(installed/path/msys/1.0) にあることになる。

rxvt のインストール

最近の Mingw は apt-get みたいな mingw-get という仕組みができて、たりないパッケージをコマンドラインからいれてダウンロード、伸張、インストールは自動でやってくれる。以前は標準で入ってなかった gdb は入っていたので、 rxvt をいれる。

 $ mingw-get install msys-rxvt

パッケージ名は適当に入れたら通ったけど一覧とかあるのだろうか。

この rxvt はフォントを変更すると横幅が異様に広くなるという不具合が 2008 年ごろからあるらしく使い物にならなかった。自分の使うフォントじゃないとやる気がでないものである。

rxvt のダウングレード

いままで使っていた rxvt を継続使用。 rxvt.exe と libW11.dll を /bin にコピー。問題なく使えた。 libW11.dll は最新版だと msys-W11.dll という名前になっている気がしてバッティングしないから安心である。*1

設定のコピー

msys_old/home/satonofito/ の設定ファイルを installed/path/msys/1.0/home/satonofito/ へコピーする。 .ssh と .profile ぐらい。

パスの移動

ここまで来ていままで作ったプログラムのビルドが通るか確認したが問題なさそうだったので通常のパスに移動する。ここら辺は msys のシェルを介さずに Windows のファイラから移設した。

  • Msys のパスが Mingw の下にあるのは2年に1度 Mingw を切り換える身としては不便なので移動。 (installed/path/msys/1.0 → dev/Msys)
  • Mingw のパスも通常運用の場所に移動 (installed/path → dev/Mingw)
  • Mingw のマウントパスも変更する。 dev/Msys/etc/fstab を編集する。

起動したら問題なさそうだった。いままでの msys お疲れ様。 rxvt はがんばってください。

*1:本家の rxvt 自体は2003年11月から更新されていないらしい。ディストリビューション毎に手を加えているものと思われる。