電源修理

実験用に使っている電源は Shuttle の Cube 型の PC から外したものを使っています。使い始めたのは今年になってからです。

ちょっと大型の機器をつないだところ、動かない(resetがかからない)ので5V出力を計測したところ 4.1V でした。小型の機器では 4.5V でてたのがまえから気になっていましたが、出力のボリュームでもいじるかとケースを開けたらコンデンサがえらいことになってました。

全体的にコンデンサがふくれてたり、天井が破裂して電解液であろう黄色いものが付着しています。

PC の電源として使っていたときも調子が悪い感はあり、2年前に使うのをやめてたんですが、こんなことになろうかと驚きました。メーカーは CapXon というところで不良コンデンサの情報が満載のサイトに見たら「海外製ではマシなほう」と書いてありました(笑)

コンデンサは耐圧16V,容量1000uF,直径8mm,高さ20mmのものです。この耐圧と容量では直径10mmが一般的なようで、8mm はカテゴリ的には PC 用だったりしてなかなかみつかりません。千石電商の通販で売っていたのでかなり割高感はありますが買ってみました。
http://www.sengoku.co.jp/mod/sgk_cart/detail.php?code=EEHD-05LS

到着後、CapXon のコンデンサ9個を買い直したものに交換したところ出力のノイズが綺麗サッパリと消え去りました(いままでノイズはでてたもののとりあえず動いてたのでほおっておいた)。計測電圧は 4.5V → 4.8V, 4.1V → 4.5V となり、十分な電圧とは言えませんが動かなかった機器はとりあえず動き始めました。修理前の5V出力をオシロで計測したらそれはとてもひどいことになってるに違いありません。
とはいえ 74LS シリーズの電源電圧の規定最低値は 4.8V のはずなので、今度こそボリュームを調節して4.8Vぐらいにしたほうがよさそうです。