Quartus II でのコンパイルをコマンドラインで行う

起動の遅い IDE を開き、何度もウインドウを切り換えてクリックするのは煩わしくなってきます。そこでコマンドラインでやってしまいたい。Altera さんにずばりという文書があります。いろいろ細かく書いてありましたが、これで済みました。
http://www.altera.com/literature/hb/qts/qts_qii52002.pdf

quartus_sh --flow compile projectname

projectname.qpf を参照するものと思われます。その他細かい設定もできますが、通常の運用では --flow compile で要求を満たしました。なんといっても messagebox がでなくなるのは快適です。毎度毎度スペースキー(もしくはクリック)を要求し、他の操作と画面表示を奪ってしまう message box がなくなります。

Windows 版での注意点: cmd.exe での使用を想定しているので、 rxvt ではちゃんと色が出ないし、標準出力 (標準エラー出力かもしれない)を flush していないので一定量の文字がでてとまることがあります。

共通の注意点として進捗度 xx% というものがでなくなります。3分以上も何もないまま停まるのはあまりよくないかもしれません。最初の設定や、コンパイル時間の概要を知るには GUI がよいですが、すでに分かり切っていることを何度もやるのであれば Makefile に組み込んだ方がヒューマンエラーを減らせます。